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2018.11.16 Friday

公正証書遺言の費用

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    JUGEMテーマ:相続

     

     

     

     

     

     

    自筆証書遺言は基本的に費用はかかりませんが、公正証書遺言は作成に一定の費用がかかります。
    今回はその費用についてまとめました。
    例によって、正確な数値については、日本公証人連合会のHPを見てください。

     

     

     

     

     

     



    公正証書作成手数料

     

    契約や法律行為に係る証書作成の手数料は、原則として、その目的価額により定められています。
    公正証書遺言に関しては、遺言書に書く相続財産の合計額によって、手数料は変わってきます。
    具体的には以下のようになります。

     

     

     

    遺言書に書く財産の合計額 手数料
    100万円以下 5,000円
    100万円を超え200万円以下 7,000円
    200万円を超え500万円以下 11,000円
    500万円を超え1,000万円以下 17,000円
    1,000万円を超え3,000万円以下 23,000円
    3,000万円を超え5,000万円以下 29,000円
    5,000万円を超え1億円以下 4万3000円に超過額5000万円までごとに1万3000円を加算した額
    3億円を超え10億円以下 9万5000円に超過額5000万円までごとに1万1000円を加算した額
    10億円を超える場合 24万9000円に超過額5000万円までごとに8000円を加算した額

     

     

    遺言は相続人・受益者ごとに別個の法律行為になります。各相続人・各受遺者ごとに、相続させ又は遺贈する財産の価額により目的価額を算出して、それぞれの手数料を算定して、その合計額がその証書の手数料の額になります。
    例えば、総額1億円の財産を妻1人に相続させる場合の手数料は、上の表の「5,000万円を超え1億円以下」の場合の計算式により、4万3000円です(なお、下記のように遺言加算があります。)


    しかし、妻に6000万円、長男に4000万円の財産を相続させる場合には、妻の手数料は4万3000円、長男の手数料は2万9000円となり、その合計額は7万2000円となります。ただし、手数料令19条は、遺言加算という特別の手数料を定めており、1通の遺言公正証書における目的価額の合計額が1億円までの場合は、1万1000円を加算すると規定しているので、7万2000円に1万1000円を加算した8万3000円が手数料となります。
    次に祭祀の主宰者の指定は、相続又は遺贈とは別個の法律行為であり、かつ、目的価格が算定できないので、その手数料は1万1000円です。

     

     

     

     

    証人の日当

     

     

     

    公正証書遺言を作成するにあたり、作成する当人、公証人、証人2人が必要になります。この証人になるには条件があり、以下の場合に該当しないことがそれにあたります。

    1, 未成年者
    2, 推定相続人、受遺者及びその配偶者並びに直系血族
    3, 公証人の配偶者、4親等内の親族、書紀及び雇い人
    4, 遺言の内容を読めない、確認できない人
    5,
    この中で特に2については、直接に利害がある推定相続人、受遺者だけではなく、その「身内」も証人になれないということになります。

     

     

     

    したがって、親しい友人や知人などに頼めば、実費か食事を供する程度で済むでしょうが、秘密を守りたい等の理由があるときには、行政書士などの専門家に頼むのが手っ取り早いかと思います。
    具体的に幾らという法的な基準はありませんが、だいたい日当は5,000円から15,000円程度というケースが多いようです。
    また、公証役場で紹介してもらえることもあります。
    証人の資格の無い人を証人に立てると遺言が無効になりますので、ここは注意が必要です。

     

     

     

     

    公証人の出張費用、交通費

     

     

     

    遺言者が病気等で公証役場に出向くことができない場合は、公証人が出張して公正証書遺言を作成します。
    この場合の手数料は、遺言加算を除いた目的価額による手数料額の1.5倍が基本手数料となり、これに、遺言加算手数料を加えます。この他に、旅費(実費)、日当(1日2万円、4時間まで1万円)が必要になります。

     

     


     

     

     

     

     

     

     

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