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2018.11.12 Monday

公正証書とは

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    この記事では公正証書について、書いてみます。
    公正証書はいろんな場面で使うので、特に相続、遺言のためだけにある制度では無いのですが、相続の手続きではかなり多く出てくるので、ここで整理しておいたほうが良さそうです。



    公正証書とは何か


    公正証書とは公証人法に基づき、公証人が公証役場で作る文書です。公証人とは裁判官や検察官、法務局長などを長年務めた法律の専門家が法務大臣に任命され、準公務員という扱いになります。
    公正証書には証明力、執行力があります。
    例えば、金銭債務においては強制執行認諾条項を定めておけば、支払いが滞った場合、裁判所で確定判決を受けなければならない、給与や口座の差し押さえなどがただちに行えます。


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    公正証書の目的


    公正証書の目的は、契約や遺言などの事項を公証人に証明させることで、私的な法律紛争を未然に防ぎ、明確化・安定化させることです。



    公正証書を利用する場面。


    公正証書遺言


    これは遺言の形式の1つで、作るときには厳密性が要求されますが、実際に被相続人が死亡して相続になった時には、裁判所の検認が不要であるなど、大きな利点が存在します。



    離婚時の離婚協議書


    離婚時の話し合いで決まった財産分与、慰謝料の支払い、養育費の支払いなど、公正証書にしておくことが大事であると言われています。
    公正証書にしておくことで、養育費の支払いが滞った場合に、裁判手続をとることなく相手方の給与を差し押さえできます。ちょっと古い資料ですが、離婚した父親で養育費を支払っているのは2割で、残りの8割は不払いを決め込んでいるとか。
    公正証書があれば必ず支払わせることが出来るかと言われるとそうでは無いのですが、公正証書があることでかなり有利になります。



    金銭消費貸借契約


    借用証ですね。公正証書にする意味は、支払いが滞った場合に裁判所の手続きなしで、いきなり強制執行をかけることができるということ。



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